抗がん剤治療が始まるとき、多くの人が一番不安になるのが「脱毛」の副作用ではないでしょうか。
「いつから抜け始めるの?」
「生え始めるまでにどれくらいかかる?」
この記事では、39歳で乳がんの抗がん剤治療を経験した私の、脱毛から発毛、ウィッグをやめるまでのリアルなタイムラインをまとめました。
先の見えない不安を抱えている方に、「大体これくらいの時期にこうなるんだな」と少しでも見通しを持って、心の準備をしてもらえたら嬉しいです。
予兆はわからなかった
私は事前に「頭皮がピリピリする」などの予兆があると聞いていましたが、
実際にはよくわかりませんでした。
1回目投与から17日後 抜けはじめる
投与後17日目のこと。
眉毛とまつ毛がムズムズして、髪も抜け始めました。
一度抜けはじめるとその後は抜ける量がすぐに多くなり、髪を洗うとごっそり抜けるようになりました。
1回目投与から21日後 半分ほどになる
この時には、すでに2回目の点滴を受けています。
相変わらず頭がムズムズしている状態でした。
1回目投与から30日後 残り2割になる
この頃は、毎日出る抜け毛を処理する面倒くささと、頭皮の痒み・かぶれがあり、
かなりイライラしていました。
そこで、このストレスを解決しようと思い切ってバリカンで坊主にし、
頭皮用のローションを購入しました。
いつの間にかほぼ無くなる
坊主の長さは2ミリにしました!
ここまで短くすると、抜け毛は全く気になりません。
そうして過ごしているうちに、いつの間にかほぼ毛が無くなっていました。
(ただ私の場合、耳の後ろあたりにずっと抜けない箇所が一部だけありました。)
頭皮のかぶれは、ローションを塗っていたら1週間ほどで綺麗に治りました。
脱毛によって起こったこと
頭がさむい
治療中がちょうど真夏だったので、家の中はエアコンで冷やしていました。
そのため、髪がないと頭がとても寒く感じました。
まつ毛がなくなり、涙がよく出る
まつ毛がなくなると目にゴミが入りやすくなるせいか、涙がよく出てきました。
家の中でも常にハンカチを持ち歩いていました。
※脱毛後の頭皮のお話については、また改めて別の記事で詳しく書きたいと思います。
最終投与から1ヶ月半後 生え始める
「生え始めたかも?」と気がついたきっかけは、涙の量が減ったことです。
鏡でよく見ると、まつ毛の生え際に黒いポツポツが!
それから1週間後には、指に毛が生えていることに気がつきました。
頭も黒くなってきて、産毛が生え始めました。
最終投与から3ヶ月後 産毛がちゃんと生えている
最初は産毛のようで、細くてフワッとした毛質でした。
産毛は伸びるのは少し遅いようです。
眉毛やまつ毛、指の毛も生えてはいますが濃くはないです。
まつ毛が生えてくると自然と涙は出なくなり、もうハンカチを使わずに過ごせるようになっていました。
生え始めてから5ヶ月後 脱ウィッグ
最終投与からは約半年後、1回目投与からは1年後となります。
1年ぶりに美容院でカラーとカットをしました。
カットといっても、まだ襟足を整えるくらいです。
すっきりとした「おしゃれ坊主」スタイルにしてもらい、そこからはもうウィッグを着けずに過ごしています。
「髪質は治療前と変わるの?」という点ですが、まだ全体的に短いので、
正直なところ「まだ、よくわからない」というのが本音です。
個人的には、治療前とそんなに変わっていないような気がしています。
病院や美容院で聞いていた話では、
「頭頂部は生えにくく、生え揃うまでにフルウィッグから部分ウィッグに切り替える人が多い」とのことでした。
このあたりは、投与する薬の種類や、年齢も関係あるのかもしれません。
(私は39歳で治療を受けました。乳がんは60代の発症が多いそうですが、若い世代での治療だからこその経過もあるのかなと感じています。)
最後に、脱毛後のメリット・デメリット!
メリット
- お風呂がとにかく早い!
→ドライヤーで乾かす時間もゼロになりました。 - 毛がないから肌が綺麗に見える!
→これは嬉しい!
デメリット
- とにかく寒い!
→冬はもちろん、夏もエアコンの風で頭が冷えます。
でも、お気に入りの帽子を被れば解決します! - どうしても周りの人の目が気になる…
→ 優秀で自然なウィッグがたくさんあるので大丈夫です!
治療に通うだけでも気が滅入るのに、そのうえ髪まで抜けてしまうなんて……と、最初は心が落ち込むかもしれません。
でも、自分の捉え方次第で変えられるところもあると思います。
それなら、少しでも楽しく、気持ちを穏やかにして、前向きに治療へ通える方がいいですよね!
これからの医療の発展で、きっと将来は「脱毛の副作用がない薬」ができると思いますが、
今は「あるならしょーがない!」と割り切ることも大切。
何より、薬がしっかり効いてくれているならありがたいものです。
焦らず一歩ずつ、治療を一緒に頑張りましょう!
治療全体の流れや、私が投与した薬についてはこちらの記事をご覧ください。




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